二月某日、 私は 南半球の 地に いた。 それは インドネシアの バリ島の ことだが、 地図を 見て 初めて 南半球である ことを 知った。 地理的には ジャワ島と ロンボク島の 間に ある。 プログラマで あれば、 Java と Lombok と 聞いて 嗚呼と なるはずだ。
なぜ、 バリ島に 行く ことになったのか。 それは 私も よく わからない。 成り 行きで 行く ことになってしまった。 しかも 四泊六日。 しかし、 結果と して 出会った 人々や エスニックな 料理、 多種 多様な 風景が 刺激的で 行ってみて 良かったと 思っている。
本当で あれば 記憶が 新鮮なうちに 書き留めて おきたかったのだが、 仕事が 忙しすぎて 書く 暇が なかった。 その ため撮り 溜めた 写真を 見返しながら、 あの ときに 感じた ことを 思い出して 書いていく。
当然だが 国内旅行のように 航空券と ホテルだけ予約すれば 大丈夫と いうわけではない。 海外の 場合は 様々な 手続きが 必要に なる。 バリ島の 場合は 観光地と いう ことも あってか意外と ビザ等の 準備が 面倒だった。 ここでは わざわざ書かないが、 バリ島の ことに ついて 親切にも 解説してある サイトや YouTube は たくさん あるので そちらを 見ていただきたい。
書類関係の 準備は レールに 乗っていけば 何も 考えずに 終わる。 今回悩んだのが 何を 着るかと いう ことだった。 日本は 平均気温が 一番低い 時期だが バリ島は 天気予報を 見ると 30℃ を 超えており、 おそらく 半袖でないと 汗だくで 不快な 旅に なってしまう。
結果と して、 コートは 空港の 預かりサービスに 預けて、 現地の 空港で 半袖に 着替えるのが ベストアンサーであった。 肌寒いこともあるだろうな あと 思って パーカーを 持っていったが 荷物に なっただけだった。 ただ、 飛行機の 中は けっこうな 寒さだった ため長袖は 一枚は 必要に なる。
日本から 直行便で バリ島に 行く 場合は ングラ・ライ国際 空港一択だと 思う。 驚いたのだが、 到着ビザ (VOA)を オンラインで 済ませておいた ため、 特に 入国審査を 受ける ことなく 誰も 並んでいない 無人の ゲートで 顔写真の 照合を するだけで 入国できた。
それから、 成田 空港で 航空券を 発行して もらう ときに バリ島では 観光税が 最近 導入されたと いう ことを 知った ため忘れずに 支払った。 観光地では 支払った 際に もらった QR コードの 提示を 求められる 可能性が あるとの ことだったが、 結局 一度も そのような ケースは なかった。
到着した 時間は 陽が 落ちた 頃だった ため、 慣れない地で そこから タクシーを 探してと いうのは さすがに 面倒くさい。 早く ホテルに 行って 休みたい。 なので KKday で 送迎を 依頼しておいた。 しかし、 そこからが 大変だった。 名前を 書いた ボードを 持って 待っていてくれると 連絡が あったが、 同じように ボードを 持った 人が 30 人ぐらい いた。
2 往復しても 見つけられずに おかしいと 思って 予約履歴を 見ると 氏名を 漢字で 入力していた。 さっき見た 限りでは 漢字の ボードは なかった。 もしやと 思って 再度探してみると 思った とおり、 翻訳したであろう 私の 氏名らしきボードを 見つけた。
中国や 韓国にも 存在する 苗字なのでもは や 日本語の 原型は 残っておらず かなり 紛らわしかった。 自分でも よく 分かったなと 思う。 危うく 別の タクシーで 行く ところだった (必ず、 氏名は 英語で 入力しましょう)。
空港周辺の 渋滞が 酷く、 宿泊予定地の ヌサドゥアまで 時間が かかりそうだったので 別料金で 高速道路を 利用した。 後から ドライバーに 聞いた 話だが 2022 年の G20 サミットが ある ため整備されたらしい。 地元の 人は あまり 利用しないらしく さっきまでの 混雑が 嘘のように スイスイ進んで 行った。
ヌサドゥア周辺は ホテルが 密集している 地域で 飲食店などは ほとんど 見当たらなかった。
今回は Amarterra Villas Resort Bali Nusa Dua と いう ヴィラに 宿泊した。 専用の プール 付きで リゾート感 満載だ。 雨が 降っていたが 早速プールで 泳いでみたりした。 さすがに 寒くなっていきなり風邪を 引きそうになった。
ヴィラの入り口から見た景色
疲れていたし、 タクシーで どこか 行くにしても 時間が かかるので ホテル内に ある Terra Terrace と いう レストランで 済ませた。 日本人でも 違和感なく 食べられる 味で 普通に 美味しかった。 店員に おすすめを 聞いてから オーダーした、 スパイスが 大量に かけられた 仔牛の 肉 が 特に 良かった。 なんて 名前だったかな。
食事を 楽しんでいると 突然店内に バリの 民族衣装を まとった ダンサーが 入ってきて 一緒に 踊らないかと 言われた。 恥ずかしかったので 私は 踊らなかったが、 中には 訳も わからず 踊っている 人が いて、 そっちの 方が 見ていて 面白かった。
次の 日、 ゆっくり寝ていたかったが、 シュノーケリングの ツアーに 申し込んでいた ためゆっくりする 暇もなく Grab1 で タクシーを 呼んで Sanur Beach Harbour に 向かった。 ツアーは Klook (クルック) と いう サイトで 予約した。 3 か所の シュノーケリングスポットを 周る ツアーで、 1 人あたり 6,000 円ほどだった。
ここからレンボンガン島へ向けて出発する
ここまで 気候の ことは 書いていなかったが、 気温は 30℃ を 超えて 湿度が 高く 蒸し暑い (日本は 10℃ を 下回っていると いうのに)。 それに 加えて 人の 熱気で 息苦しい 船の 中で 寝ていると いつの 間にかレンボンガン島に 到着した。
そこから シュノーケリングスポットへ 連れて 行ってくれる 船が ある 場所まで、 軽トラを 改造したような 車の 荷台に 乗って 悪路を 進んでいった。 お尻が 浮く ぐらい ボコボコな 道だったり、 顔を 出したら 首が 撥ねられる ぐらい スレスレを 車が すれ違ったりと スリリングだった。
車の荷台から撮った景色
シュノーケリングスポットは 主に 三箇所 あり、 まずは マンタが 現れると いう Manta Bay に 行った。 天候は 良い割に 地理的な 要因なのか波が けっこう 高く、 船は すごく 揺れていた。
左の変な船が気になる
Manta Bay に 着くと 早速海に 飛び込んだ。 と いう よりか 飛び込まされた。 波が 高いのと潮の 流れが 早かったのでなかなか 怖かった。 経験が 全く 無い人で あれば 死を 覚悟する レベルかもしれない。 やはり これだけ海が 荒れていると マンタは どこかに 行ってしまったらしく、 残念ながら 見る ことは できなかった。
船に 戻ると 突然 吐き気が 込み上げてきた。 まだ ツアーは 始まったばかりだと いうのに 船酔いに なってしまった。 車酔いとは 違い、 船酔いは 途中で 乗り物を 降りられないのは 精神的にも 辛い。 ずっと、 ホテルに 帰って ベッドで 横に なる ことだけを 考えていた。
とは いえ、 せっかく ここまで 来たのだからと いう ことで 次の スポットでも 海に 飛び込んだ。 が、 そこが 限界だった。 最後の スポットが 一番綺麗な 場所だった ため酔い 止めを 忘れた ことが 悔やまれる。 こんなに ハードだとは 思っても みなかった。 内臓を 強くしたいなあ。
砂浜にいた犬
バリ島に 戻るまでに 多少時間が あった ため、 近くに あった Sanghyang Bay と いう カフェで 水分補 給を した。 ちなみに 画像からも 分かる 通り、 雲行きが 怪しくなっている。 バリ島に 帰り着くと 同時に スコールが 降り出して 大変だった。 基本的に みんな 傘を 持っておらず、 ずぶ濡れに なっていた。 折り畳み傘を 持ち歩くのは 日本人ぐらいなのかなと 錯覚する ぐらいだった。
海の見えるカフェ
次の 日は ウブドに 宿泊する ため朝から そちらの 方面で 観光する ことにした。 ウブド周辺は Grab が 使えない らしく 2 どうやって 観光地を 巡るか 日本に 居る ときに 悩んでいた。
結局、 カーチャーターを 利用する ことに したのだが、 これが 正解だった。 最初は 一日 中運転手 (しかも ガイド付き)を 雇うの だから 高額だと 思い込んでいたが、 8 時間で 6,000 円と 思ったより 全然 安かった。 日本だと レンタカーを 借りるだけで それぐらいする。
しかも、 その ガイドの 人 (以降は A 氏と する)は インドネシア人だが 日本語が 堪能で、 実は 元 JTB の 社員と して 日本で 働いていた そうだ。 バリ島の 歴史や 文化に ついて 詳しく 説明して もらえて、 かなり 充実した 旅行に なった。 人柄も 気に入ったので 次の 日も ガイドを お願い したい ぐらいだったが、 残念ながら 彼に 予定が 入っていて ダメだった。 代わりに A 氏の 親戚に 次の 日以降の 運転と ガイドを お願い する ことにした。
さて、 まずどこに 行くかと いうのも 特に 決めていなかったので A 氏と 相談しながら 行き先を 決める ことにした。 全く 調べていなかったと いうわけではなく、 日本ではるるぶを 一通り 読んで おり、 いく つか 行きたい ところの 目星は つけて いた。
私は コーヒーが 好きなので ウブドの コーヒー農園に 行って、 ライステラスを 眺めながら 優雅に 飲もうかなと 考えていた。 その ことを A 氏に 伝えると、 せっかく バリに 来たのだから コピ・ルアク (Kopi Luwak) 3 を 飲んでいった方が 良い、 良い お店を 知っているよと いう ことだった。
ガイドは キックバックを 受け取る ために 特定の 店に 連れて 行く ことがあるらしい。 納得できるなら それで 良いが、 それが 不満なら 全て 自分で 店を 指定する 方が 良いかもしれない。
正直な ところ、 風景は そこまで 期待していなかったし、 花より 団子な 性格なので 二つ返事で お願い する ことにした。 しばらく すると ビーチリゾートで 有名な クタから ほど 近い 場所に ある Triyama coffee に 到着した。
A 氏が 先に 店に 入ると しばらくして オーナーらしき人が 出てきた。 この 人も 昔は 日本に 住んでいたらしく 日本語が 堪能で、 コーヒーに ついて 詳しく 教えて もらった。
夜行性らしくずっと寝ていた
部屋の 片隅に タヌキみたいな 生き物が いるなと 思っていたら、 これが ジャコウネコだった。 全然 猫らしくなくて 面白かった。 夜 行性らしく、 夜に なると 暴れるらしい。 さすがに 一時的な 観賞用だと 思うが、 ずっと 檻の 中に いるのは ちょっとか わいそうだ。
焙煎前のコーヒー豆。左端がジャコウネコの糞
それからなぜか 別室に 通して もらって コーヒー豆の 説明を 受けた。 最初は 大丈夫か?と 思ったが それは 杞憂であった。 覚えている 限りでは 以下のような 話だった。
一般的な コピ・ルアクは 他の 豆と ブレンドしている ため、 実際は ほとんど 入っていないバリ島の 農園であっても 大抵は ブレンドらしい 偽物や 混ざり物が ほとんどの ため信頼できる ところを 探すべき ここでは 100% コピ・ルアクを 提供している政府発行?の 証明書を 見せて もらったりした (写真は 撮り忘れた) ジャワ島に 農場が ある (と 言っていた 気が する) ジャコウネコの メスよりも オスの 糞で 作られた コピ・ルアクの 方が 圧倒的に 希少 コピ・ルアクは 通常の コーヒーに 比べて カフェインが 少ない ここでは 特殊な 発酵方 法を 使った ワインコーヒーも おすすめ ロブスタ種ではなく アラビカ種を 使っている(コーヒーは 個人的に 酸味の ある アラビカ種の 方が 好き) 話していると メスの ジャコウネコから 作られた コピ・ルアクと ワインコーヒーが 運ばれてきたので 試飲させて もらった。 コピ・ルアクは 一口 飲んだ と きから 爽やかさと いうか、 飲みやすさが 今まで 飲んだ コーヒーとは 一線を 画していた。 ワインコーヒーも 独特な フルーティさを 感じさせて かなり 好きな 部類に 入る コーヒーであった。
オス版の コピ・ルアクは 高級すぎる ため試飲の 提供は していない そうだ。 しかし、 せっかく 信頼できる ところに 来たのだし、 これから 純正の コピ・ルアクを 飲める 保証も ないので 思い切って 注文した。 1 杯 3,000 円と 今まで 飲んだ コーヒーとは 桁が 違う。
注文すると 目の前で ドリップしてくれた。 やっぱり 良い コーヒー豆は ペーパードリップに 限る。 飲んで みると メス版よりも さらに スッキリしている 気が した。 誇張ではなく 本当に 水を 飲んでいるみたいな 感覚に なる。 それで いて 苺のような フルーティさを 感じさせる 深みが あるから 不思議だ。 個人的には ゲイシャの 方が 好きだが、 これは コーヒーと して 比べる ものではないのかもしれない。
後日、自宅で撮影した
舌が 観光地仕様に なっている 今と 日本に 帰ってからでは 味の 感じ方が 違うだろうから 自分用に メス版を 100g 購入した (7,000 円ぐらい)。 店の 外観・内装も そうだったが、 デザインが カッコ良い。 良い 意味で バリらしくない ところであった。
それから 車で 1 時間半ぐらい 揺られていると ウブドに 着いた。 朝は 晴れていたのに 突然雲 行きが 怪しくなりカフェに 着く 頃には スコールが 降り始めた。
棚田と いえば Tegallalang Rice Terrace が 有名だが、 入場料で 2,000 円ぐらいするらしく、 それは 高いなと 思ったので A 氏オススメの Carik Terrace Warung と いう カフェに 行った。
ライステラスを一望できるカフェ
雨が 降り注ぐ ライステラスは 水の 流れを 観察できて 面白かった。
昼食後には ブランコに 乗ったりしてたくさん 写真を 撮って もらうなどした (恥ずかしいので ここには 載せないが)。
本日 最後の 目的地は バリ・ ヒンドゥーの 「聖なる 泉の 寺院」と して 知られる ティルタ・ウンプル寺院である。 この 寺院には 水が 湧き出ており4 、 水の 神様が 祀られている。 実際に 湧出している 泉を 見たが 透明度が 高く、 神聖な 場所に なるのも 納得した。
沐浴する人々
実際に 沐浴する 人々を 見た。 現地の 人だけではなく、 外国人も 半数ぐらい いた。 A 氏に 聞いた ところ、 沐浴には 吹き出し口から 水を 浴びる 順番が あり、 しかもいく つかの 吹き出し口は 死者の ための 水だったりするのでしっかり 下 調べして 行った 方が 良いかもしれない。 身を 清めようと 行ったにも 関わらず変に 祟られるのも 怖い。
寺院が 閉まるのは 18 時ごろと 結構 早い。 もう 少しゆっくり見ていたかったなあ。 そこから 今日泊まる 予定の The Westin Resort & Spa Ubud, Bali に 向けて 出発した。
次の 日、 部屋の バルコニーから 見える プールが 気に なっていたので 水着に 着替えて 行ってみた。 海の 近くだったり、 ビルの 上に インフィニティプールが あるのは よく 見るけど ジャングルの 側に あると いうのは なかなか 珍しい 気が する。
青と緑のコントラストが心地よい
レイトチェックアウトの 時間ギリギリまで プールで ぷか ぷか 浮かんでいた。
バリに 来てから 4 日目となる 今日は ウブド市内を 観光してから 1 日目に 宿泊した ヌサドゥアの 方 へ 戻る プラン。 移動時間だけでも 2 時間ぐらいは かかってしまう。
ウブド市内では ココナッツジュースを 飲んだり、 ウブド王宮を 見学したりした。
散乱したココナッツ
ココナッツの 実に 直接穴を 開けて 飲むタイプの ジュースは 初めてだったが、 渋くて あんまり 美味しくなかった。 市販されている 白くて 甘い ココナッツジュースとは 全く 別物と いう ことを 知れて 良かった。
どこに行っても原付が多すぎる
ウブドから ヌサドゥアまでは すごい渋滞だった。 日本の 交通ルールでは 考えられないような 動きを する 車や バイクが 多くて、 見ているだけでもけっこう 楽しめる。
また、 バリ島では ガルンガン5 と いう バリ・ ヒンドゥーに とって 大切な 祝日を 明日に 控えていた ことも あり、 町中に 日本の 七夕の 竹飾りに 似たような オブジェクトが 立てられていた (ペンジョールと いうらしい)。 各家庭ごとに こだわりが あるようで 微妙に デザインが 異なる。 そんな ことは 知らずに 来たのでなんだか ラッキーに 感じた。
このまま ホテルに 戻るには 早すぎるので スミニャックの 方 へ 寄って ビーチを 散歩する ことにした。 海沿いを 歩いていると Mano Beach House と いう 良さげな ビーチクラブが あった。 お腹が 空いたので ここで 夕食を とることにした。
のんびりとした時間が流れていた
Yogibo みたいな 椅子に 寝転がり海と 空と 夕日を 眺めていると 誰かが 何も 急ぐ 必要は ないんだと いう ことを 教えてくれる。 陽が 落ちてあたりが 薄暗くなるまで ぼーっと していた。
バリ島 最後の 宿泊場所と して 選んだのは The Ritz-Carlton, Bali 。 まず、 部屋に 行くまでが 遠過ぎて クラブカー (ゴルフカート)で 送迎して もらった。 この 敷地内では 基本的に クラブカーで 移動するらしく、 その度に 電話で 呼ばないと いけない。
部屋に 着くと アップグレードされたらしく、 今まで 泊まった ことの ある どの 部屋よりも 広くて 驚いた。 そして、 窓を 開けると この プールである。 少年の 時の 心を 思い出させてくれる。
月も見えて綺麗だった
次の 日に ロビーから 撮った 景色。 真正面に メインプールが ある。 時間の 関係で 残念ながら 30 分しか 居られなかった (お土産を 買いに バリ・ コレクション に 行ったりしたので)。
全てホテルの敷地。広すぎる
今度 来る ときは ホテルから 一切出ないでのんびり 過ごしたい。
今回泊まった 全ての ホテルに 共通していた ことに 従業員の ホスピタリティの 高さが ある。 なんと 言って 良いか、 私は 疑り深い 人間なので どんなに 親切に されても 何か裏が あったりするのではないかと 考えてしまうのだが、 ここでは そういった ことを 全然 感じなかった。
使い古された 表現だが、 命の 洗濯を する ために バリ島を 訪れるのは 良い 選択だと 思う。
小学生の 頃、 音楽の 授業で ケチャの ビデオを 見て 奇妙で 面白い 音楽だなと みんなで笑った 記憶が ある。 バリ島の ことを 調べていると ケチャが バリ島の 伝統芸能である ことを 知り、 点と 点が 繋がったような 気が した。
バリ島には ケチャを 観られる 場所は いくつか あるが、 ロケーションの 良さそうな ウルワツ寺院に 行く ことにした。 チケットは 現地に 行って 売り 切れていたら 最悪なので KKday であらかじめ購入しておいた。
開演は 18 時から。 しかし、 全席 自由席なので 良い 席から すぐに 埋まってしまうらしく 開場する 17 時には 列に 並んでいた。 なんとか 海と 夕陽が 見える 良い ポジションを 確保して 安心した。 しかし、 西日が ダイレクトに 当たる ためとんでも ない 暑さだった。 幸いにも 日傘を 持っていた ため熱中症には ならなかったが、 必ず 日傘と 水は 持って 行った ほうが 良い。
夕陽が割れ門に向かって沈んでゆく
18 時を 過ぎると 軽快な チャッ、 チャッと いう 掛け声とともに 半裸の 男たちが 正面に ある 割れ門から 入ってきた。 一応ストーリーが あるらしく、 入場時に 日本語で 書かれた 紙を 見ながら これは 何を 表している 場面なのか 考えながら 観覧した。
30 分ほど 経つと 夕陽と 地平線が 重なり、 ケチャと 観客の 熱気が 相まって 圧巻の 光景だった。 ずっと 決まった 演舞を するのではなく、 突然観客席に 演者が 乗り込ん できたり、 各言語を 織り交ぜて 盛り上げてくれたり (コールアンドレスポンスで 大勢の インド人が 反応していて 驚いた)と 終始良い 雰囲気だった。 交通の 便が 悪いのが ネックだが、 それを 考慮しても 行って 良かった。
5 日間の バリ旅行は あっと いう 間だった。 時間は 過ぎ去っても 身体の 疲れは 蓄積される 一方 なので 疲労を 癒すために 旅の 最後に スパに 行く ことにした。
バリ島には 無数の スパが あり、 どこが 良いのかは 悩んでいたが、 A 氏に 聞いた ところ Kupu Kupu Mas Spa Jimbaran と いう スパが リーズナブルで 技術も 高く オススメらしい。
それなら 間違いないと いう ことで、 3 日目の 段階で 予約していた。
1 時間 3,500 円ほどで 全身の オイルマッサージを して もらったが、 体感できる ほど身体が 軽くなった。 バリに 滞在している 間は 毎日 行っても 良かったな あと 後悔した。
薄暗く落ち着いた店内
ウルワツ寺院では 大量の 汗を 書いたので マッサージ 終わりに シャワーを 浴びれてさっぱりした。 旅の 最後に スパを 入れる 計画は 旅行の 中でも 定番に なりそう。
まだ バリに 居たいと いう 気持ちと 早く 日本に 帰りたいと いう 気持ちがせめぎ合っているが、 日常に 戻らなければいけない。 また 来る 機会が あれば 今度は ヴィラでのんびり 過ごしたい。
日本に 帰ってからと いう もの 1 週間ほど 下痢が 続いて 辛かった。 いわゆる 「バリ腹」に なってしまった ようだ。 どの 食べ物が 原因と いうよりも 元々の 胃腸の 弱さに 加えて、 辛い 料理を たくさん 食べたり、 疲労が 溜まったりしたのが 原因かもしれない。 幸い 日本に 帰ってから 症状が 出てきて 良かった。
バリ腹が 治る 頃には インフルエンザ A 型を 発症した。 これも 免疫力が 落ちていた ことが 原因だろう。 この 時期は B 型が 流行しているから、 どこで A 型の ウイルスを もらってきたのか。
いずれに せよ、 体力を つけないと 旅行を フルに 楽しめないから、 毎日 デスクに 鎮座していないで 体力作りを 計画的に 進めないとなあ。